お疲れ様です。テンナインです。
本記事ではパスワード管理ツール、1Passwordを初めて使おうとしている方向けに、アカウント作成と各デバイスでの設定について解説しています。
1Passwordのしくみや特徴については以下の記事で紹介しておりますので、「そもそも1Passwordってなに?」という方は、まずはそちらを読んでいただければと思います。
それではさっそくいってみましょう!
- 1Passwordのはじめ方(アカウントの作成、アプリの設定、解約)
- Android / iOS / Windows Chromeでの使用実例
アカウントをどこで作るか決めよう
1Passwordは毎月または毎年お金を払って利用する有料サービスです。
そしていきなりのつまづきポイント。1Passwordはアカウントをつくるところによって料金プランが変わります。
どこかの国のケータイプランかと思うくらい、最初わけがわかりませんでした。
落ちついてまとめると、2020年7月時点では下のようになっていました。
初回特典 | 年額費用 | |
---|---|---|
Android用アプリ | 30日間無料 | 4,050円 |
iOS用アプリ | 6ヵ月間で980円 | 3,900円 |
公式サイト | 30日間無料 | $39.47 (4,263円) |
結局どこでアカウントをつくるのがいいのかをまとめると、下記のようになります。
- Androidユーザー ⇒ アプリから
- とりあえず試してみたいAppleユーザー ⇒ 公式サイトから
- すでに長く使うつもりでいるAppleユーザー ⇒ アプリから
また月額/年額課金の他にも、スタンドアロン版という一括で買い切る方法もあります。こういうことするからややこしくなるわけで……。
このサービスはさらにわかりにくいので、本記事では割愛しています。
興味のある方は以下の外部リンクが参考になるかと思います。
1Passwordのアカウント作成
ご自身にとって一番いいアカウントをつくるところが選べたら、いよいよアカウントを作成します。
アプリからアカウントを作成(Android / iOS)
スクショはAndroid 版を使用していますが、基本iOS版も流れは同じです。
1. Google playまたはApp storeで1Passwordをインストール
2. インストール完了後、アプリを開いてサインアップをタップ
(1Passwordはスクショ制限がかかっていたため、スマホの画面をカメラで直接撮っています。そのため画像が粗いです;)

3. 料金プランを月額か年額から選択してタップ
Android版

iOS版

4. クレジットカード情報を入力
(Androidはまだこの時点で費用はかかりません)

予備の支払い設定を求められることもありますが、追加しないでOKです。

5. いよいよここから1Passwordのアカウントに関する情報入力です
まずIDとなるメールアドレスを入力して続行をタップ

6. メールアドレスに届いた6桁の数字を入力して続行をタップ

7. 名前を入力して続行をタップ
ここで入力した名前は本当に1Password内での呼び名になるだけなので、お好きなもので大丈夫です

8. マスターパスワードという、これから全てのパスワード入力で必要となるパスワードを決めます。
マスターパスワードは絶対に忘れないでください。
あなたのマスターパスワードは、1Passwordを管理運営している企業ですら知ることができません。
当然サポートに問い合わせても教えてもらえません。
忘れた場合、最悪アカウントから作り直しになりますのでご注意ください。
くわえてマスターパスワードはこれから何度も入力することになりますので、ある程度入力しやすいものが良いです。
私のようにはりきってクソ長いパスワードにすると、後で地獄を見ます。
ただしマスターパスワードは忘れさえしなければいつでも変更できますので、まずは気楽に決めてもOKです。

9. もう1度マスターパスワードを入力

10. Emergency kitを作成をタップ
Emergency kitも必ず保存しましょう。別のデバイスでも1Passwordを共有して利用したいとき必要になります。

Emergency kitは以下のようなPDF形式のファイルです。

以上、アプリによるアカウント作成方法でした。
公式サイトでアカウントを作成(Android / iOS / Windows)
同じくスクショはAndroid版ですが、どのOSでも同じです。
1. 1Password公式サイトにアクセス
2. ページ右上の無料でお試しをクリック

3. 個人&家族を選択し、ページ下部の30日間無料お試しをクリック


4. IDとなるメールアドレスを入力して続行をクリック

5. メールアドレスに届いた6桁の数字を入力して続行をクリック

6. 名前とマスターパスワードを決めて入力
マスターパスワードは絶対に忘れないでください。
あなたのマスターパスワードは、1Passwordを管理運営している企業ですら知ることができません。
当然サポートに問い合わせても教えてもらえません。
忘れた場合、最悪アカウントから作り直しになりますのでご注意ください。
くわえてマスターパスワードはこれから何度も入力することになりますので、マスターパスワードはある程度入力しやすいものが良いです。
私のようにはりきってクソ長いパスワードにすると、後で地獄を見ます。
少々おどかしましたが、マスターパスワードは忘れさえしなければいつでも変更できますので、まずは気楽に決めてもOKです。

7. クレジットカード情報を入力してサブスクリプションしてアカウント作成をクリック

8. Downloadをクリック
Emergency kitも必ず保存しましょう。別のデバイスでも1Passwordを共有して利用したいとき必要になります。
Secret keyの細かい説明はアプリ版アカウント作成のところ(ページ内リンク)で説明しています。ご興味ありましたらご参照ください。

以上でアカウント作成編は終了です。お疲れさまでした^-^
1Passwordの設定
アカウントを作成したら、次はデバイスごとに設定していきます。
私はスマホがAndroid、タブレットがiPad(iOS)、PCがWindowsというめんどくさいユーザーなのですが、設定は簡単。
どのデバイスもアプリをインストールしてサインインするだけです。
Android / iOSで1Password を設定
アプリからアカウントを作成した場合、この操作は必要ありません。
私のようにスマホ以外でタブレットも使っているなど、複数台で1Passwordを使用する場合に行います。
サブスクリプションで購入した場合、1Passwordは何台で使っても追加料金は発生しません。
またスクショはAndroid版を使用していますが、iOS版も流れは同じです。
1. Google playまたはApp storeで1Passwordをインストール
2. アプリを起動して1Password.comをタップ

3. サインインアドレス、メールアドレス、シークレットキー、マスターパスワードを入力してサインイン
マスターパスワード以外はEmergency kitに記載されています。
Emergency kitを見ながら入力してもいいですが、QRコードが読めるデバイスならセットアップコードをスキャンを選んで、Emergency kitの中のQRコードを読んだほうが簡単です。

4. サインインに成功すると以下のような画面が出てきますので、設定→入力をタップ

5. 自動入力とアクセシビリティをオンにする
これで様々なスマホアプリでパスワードを求められた際、1Passwordを利用できるようになります。

番外 | 指紋認証を有効にする
以上で設定は完了ですが、より1Passwordを便利にするため、指紋認証機能のあるスマホやタブレットであれば、指紋認証機能をオンにしておきましょう。
そうすればマスターパスワードすら入力せず、タッチ一発ですべてのID/パスワード入力ができるようになります。
1. 1Passwordアプリを開いてログイン
以下の画面になるので、設計→セキュリティをタップ

2. 指紋認証をオン

以上で指紋認証設定は完了です。お疲れさまでした^-^
Windowsで1Password を設定
1. 1Password公式サイトのダウンロードページにアクセス
2. Windowsタブを選んで、Windows用1Password 7 をダウンロード&インストール

3. Sign in to 1Password.comをクリック

4. サインインアドレス、メールアドレス、シークレットキー、マスターパスワードを入力してサインイン
マスターパスワード以外はEmergency kitに記載されています。

以上でWindowsの1Password設定は完了です。ここは簡単ですね。
Widows版Chromeで1Passwordの設定
PCの場合、パスワードなとを入力するのはほとんどインターネットブラウザ上だと思いますので、ブラウザにも1Passwordを入れておくといいです。
私はChromeを主に使用していますので、本記事はChrome拡張機能にある1Password Xの設定方法を説明します。
1. Chromeウェブストア拡張機能から1Password Xの追加をクリック

2. Windowsにインストールした1Password 7が立ち上がると思いますので、サインインして追加するをクリック


3. Chromeに戻って、ツールバー右上のハンマーだかパズルのピースみたいなアイコンをクリック
1PasswordのピンをOnして、横にアイコンが表示されたら完了です

OSの自動入力機能オフと履歴削除も忘れずに
無事に設定できましたでしょうか?
設定さえ終われば後は簡単。ID/パスワードを1Passwordアカウントにどんどん記録させていくだけです。
1PasswordへのID/パスワードの記録の仕方や、パスワード自動生成機能の使い方は以下の記事で紹介しております。
あわせて参考になれば幸いです。
ついでに、GoogleやApp側の自動入力機能はオフにして履歴を削除しておきましょう。
Googleアカウントなどの自動入力はセキュリティが弱いです。
せっかく1Passwordでセキュリティを強くしても、GoogleやAppleのアカウント側のパスワードを破られたら意味がありません。
1Passwordがあればお役御免。キレイさっぱり消しましょう。
各アカウント内のID/パスワード履歴の削除方法についてはGoogle Chrome公式のヘルプや以下のサイトが参考になると思います。
Androidの場合
iOSの場合
Windows Chromeの場合
解約(サブスクリプション停止)の方法
使ってみてイマイチだった場合は、以下の処理でサブスクリプションの自動課金を停止しましょう。
1. 1Password.comにアクセス
2. Menuからサインインをタップ

3. メールアドレス、シークレットキー、マスターパスワードを入力してサインイン

4. お支払いを選択すると契約状況が見れるので、解約処理またはクレジットカード情報を消去

AndroidやiOSアプリでアカウント作成した場合は各アプリのサブスクリプション管理画面へ飛ぶので、そちらで解約手続きができます

以上、1Password導入の参考になったなら幸いです。ではでは。