まだまだブログ初心者な私ですが、最初の右も左もわからないときに「読んでよかったぁ」と思えた本をご紹介したいと思います。
随時追加しており、現在は2冊紹介しています。
それでは早速いってみましょう!
読みたいものを、書けばいい。
私のような普通の会社員が「いっちょブログでも書いてみますか」と始めた場合の気構えみたいなものを教えてくれる本です。
より多くの人に伝わりやすい文章、興味を持ってもらえる見出しの書き方など、技術的なノウハウを伝えてくる本はたくさんありますが、この本はそんなこと一切教えてくれません。
「あなたの文章は読まれない」とド直球に言ってきます。
- あなたの文章は読まれない。なぜなら文の価値は何が書いてあるかではなく、誰が書いたかにあるからだ。
- あなたが一生懸命資料をかき集め、熱意を込めて書いた2万文字は、宇多田ヒカルがどこかの店でランチを食べたという一言に負ける。
- だからこそ、自分が読みたいことを書き、書けたことにまず自分が満足できるようになることが大切だ。
言われて、思い当たる節がありすぎました。
著者は電通で長年コピーライターをされた田中泰延さん。
いかに言葉で人を惹きつけるかをずっと仕事にされてきた方が、こんなに正直に文章の本質を教えてくれた本はこれまでお目にかかったことがありません。
この本が教えてくれたこと
ブログは書いた時点で完結したと思うこと。
PV数や収益などは天の恵みみたいなもので、あれば嬉しいですが、なくて当たり前と思っておくほうが良いです。
他にも心に刻んでおきたいと思った教えとしては
- 文章とは届けるものではなく、置かれるもの
- つまらない人間とは何か。それは自分の内面を語る人である
- 調べたことを並べれば、読む人が主役になれる
などなど。
「じゃあブログ書くことだけやってりゃいいか」ということでもなくて、できるだけ人目のつくところまで自分のブログを運んでいく努力は大事だと思っています。
ただ特に初めのころの
- 自分の記事が誰にも読まれない
- PVが全然ない
- GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトにも合格しない
そんなうまくいかない自分を、一笑とともに励ましてくれる本です。
伝わるデザインの基本 よい資料をつくるためのレイアウトのルール
ブログ記事を書き始めると、とにかくデザインで迷うことが多いです。
- フォントの種類、大きさ
- 色選びと組み合わせ
- 見出しの見た目
- 図解の作り方
私もデザインなんてまともに習ったことありませんでした。
なんとなくエクセルそのままの図はダサいけど、どう手を加えたらよくなるのかわからない。そんな感覚ないでしょうか?
この本が教えてくれたこと
デザインにセンスはいらないこと。
基本さえ知っていれば、誰でも見ばえのするデザインを再現できると、この本は教えてくれました。
なぜなら「デザインの基本はこうだ!」と、以下みたいな感じでズバッと答えてくれるからです。
- フォントは和文メイリオ、英数字は欧文フォントを使え
- 配色は背景、文字色、メイン色、強調色の4種類に絞れ
- エクセルなどの初期色は鮮やかすぎるから明度を落とせ
- グラデーションや影使うなんて100年早い消せ
と、本書の中ではこんなスパルタではありませんがw
本書の教えを受けて作った円グラフがこんな感じです。

正直まだ私も全部を実践できてはいないのですが、もし修正後の方が「お、なんかいい感じ」に思えたなら、本書を実際に手に取っていただければと思います。
教えてくれる範囲も図解から文章の改行まで、非常に幅広いので、一冊持っておくと、おおよそデザインで迷うようなことはなくなります。
以上、参考になったなら幸いです。