人生に必要なお金はいくら? 【知るぽると】の生活設計診断を使ってみました

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稼ぐために生きているのか、生きるために稼いでいるのか

お疲れ様です。夏休みの計画って先生に立てさせられるけど、守った試しがないテンナインです。8月31日はいつも地獄でした……!

早速ですが、お給料、足りていますか?

サラリーマンの生涯手取り総額は約2億円だそうです。

この情報を知って多い少ないの議論にいきなり突入するケースも見ますが、いやいやちょっと待ってください。

じゃあサラリーマンの生涯支出額はいくらなの?
私は死ぬまでにいくらお金を使うの?

アホな私は「生涯手取りー生涯支出がマイナスじゃなければ、自分の稼ぎは『十分』でいいじゃん」と考えました。

いやむしろ、今の自分の稼ぎに自分の人生を合わせていけばいいじゃんと思いました。

2億円しか貰えないなら、2億円しか使わない一生にすればいいのです。

自分の生涯支出を計算してみよう

そこで出てくるのが、ライフプラン(生活設計)というツールです。

ファイナンシャルプランナーという資格が有名ですね。私は保険を契約するとき、保険員さんが作ってこられて、初めてその存在を知りました。

調べてみると、ネットには様々なライフプラン作成サイトがあります。

いろいろ試してみて、【知るぽると】が一番いいかなと思ったので、今回ご紹介したいと思います。

【知るぽると】生活設計診断のいいところ

  • 金融庁のHPからもリンクが張られている客観性の高いサイト(あからさまな商品やサービスへの誘導がない)
  • グラフ一枚出して終わりじゃなく、ちゃんと毎年の計算結果も表示してくれる
  • 入力項目が多く、自由度が高い

入力項目が多いことはわずらわしいかも知れませんが、逆に入力できない=自分が把握していない情報に気付けるので、私はこれもメリットかなと思います。
自分の会社の退職金制度など、調べ方すら知らなかったなんて項目もあるのではないかと。

そんな細かく入力できる知るぽるとですが、それでも融通が利かないところはあります。

【知るぽると】生活設計診断の悪いところ

  • 資産に金利をつけられない(株式投資した場合などの想定ができない)
  • 収入と支出の増加が固定(そんなうまいこと昇給したりインフレしない)

株式や債券、不動産などの投資をされている方や、節約を心がけて毎年の支出額が増えないような方は、基本厳しめな予測が作成されることは念頭に入れておいていただけると良いかと思います。

それでは入力していきましょう。私の一例ではありますが、調べた方法など、参考になれば幸いです。

【知るぽると】生活設計診断の入力例

家族構成

ここで戸惑うところはないと思います。自分や家族の年齢、性別だけなので。
子供の教育計画は、安全を見るなら高額になる私立を選択します。

収入

私の場合、家計簿をつけていたので手取り収入の把握は簡単でした。ほんと家計簿って優秀。
わからない場合は、だいたい自分の年収の3割引きです。年収500万円なら350万円くらい。

退職金については、ご自身のお勤め先の給与規則などを直接調べるのが一番正確で良いと思いますが、面倒であれば厚生労働省の報告書を参考にしてもよいと思います。だいたい大卒で平均1788万円くらいの模様。

一時的な収入

一時的な収入には貯蓄型保険の満期、財形貯蓄の満期、副業や不動産収入、配当金収入を入力するのが良いかと思います。

先述の通り、この生活設計診断には資産(貯金)の金利を入力するところがありません。

厳密には複利なのでおかしいのですが、この項目でざっくり投資額の3%を資産運用益として入力すると、多少の誤差修正にはなります。

支出

現在の生活費は家計簿または記載されている参考値を使用します。ただし年間と月間の違いがあることに注意です。

一時的な支出

特になじみがないのが両親の介護費用ではないでしょうか。

一般的に介護費用は親本人が負担するものらしいですが、最悪自分が払うとした場合、相場は一人当たり300万円。
ただ松井FPのライフプランシミュレーターでは560万円にもなっていて、私はこちらの数字を採用しました。できるだけ最悪の事態を想定しておきたい後ろ向き人間なのですw 支払予定の年齢は適当です。

あなたの生活については生活診断の解説にもある通り、計算に影響はなさそうです。ありがたいアドバイスを聞きましょうw

老後の生活費

年金

年金は毎年送られてくる『ねんきん定期便』や、入力ページにもリンクがあるねんきんネットで調べることができます。
ねんきん定期便のはがきを捨てた。ねんきんネットのログインがわからない場合は、とりあえず平均値でも入れておきましょう。

厚生労働省のによると、国民年金は67万円、会社員はプラス厚生年金177万円(平成30年度)になります。

住宅の購入

私は住宅ローンを組んだことがありませんので、住宅ローンの入力方法についてはよくわかりませんw

ただ入力ページ内にも資金プランシミュレーションがありますので、そのへん活用すればなんとかなるかなと。

私の場合ですが、定年後は自分の好きな地域に中古の住宅を買えればいいかなと思っていますので、住宅サイトのアットホームなどで適当に相場を調べて一括購入として入力しました。

貯蓄、借入金

ここも迷うことはないかなと思います。自分が今持っているお金(と借金)というだけなので。

以上で入力はおしまいです。
それでは最後の『診断(表あり)』ボタンを押して、計算結果を見てみましょう。

診断の結果、私の人生に必要なお金は?→

約4億4千万円

しんだ(チーン)

……ではありませんねw

最初に書いた通り、足りないなら調整すればいいだけのこと。

  • 海外旅行の費用をカット。
  • 自動車の購入費用も中古車または1台だけとして400万円から200万円にします。
  • 住宅も子供がいるので保証人には困らないだろうし、一生賃貸に。

すると以下のように変化しました。だいたいこんなもんでしょう。

これで55歳早期退職だけは守り通して、ギリギリ100歳まで生きられそうですw

また各年の数値はこのように表にしてくれますので、エクセルなどに移して自分で微調整することもできます。

今後は年1回のライフプラン見直しをしていきます

結局のところ、ライフプランは予想でしかありません。

  • 資産の運用利回り
  • 生活費の抑制
  • 年金受給額の成長
  • 子供の進路
  • 両親の介護
  • 資産の相続
  • 副業の成長

などなど、不測のイベントが人生には目白押し。

しかし年をとればとるほど予測は現実に変わり、未来の誤差はどんどん少なくなっていきます。
もしかしたら今のところ断念せざるを得ない海外旅行も、全然余裕で行けるようになるかもしれません。

お金が足りない不幸もありますが、お金を使いきれずに死ぬのもまた不幸です。

見通しを立て、定期的に自分の余力を把握しておくことがそうならないための秘訣かなと思います。

以上、バリバリ稼ぐにしろ、最小限の暮らしをするにしろ、多少なりともライフプランづくりの参考になったなら幸いです。ではではノシ

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