他人の懐事情ほど興味をそそるものはない
テンナイン

こんにちは! テンナインです

最初の言葉はお前のかい
このページでは我が家の総資産とその配分、FIREするために重要な不労所得の推移を公開しています。
私38歳、妻37歳。2021年6月時点の総資産は6095万円。
ついに準富裕層への壁、資産5000万円を突破しました。
私の家族構成と職歴
- 私、嫁さんともに1部上場だけど100人中99人が知らない部品メーカーに新卒入社
- 嫁さんとは同期入社の社内婚(入社2年目)
- 今年で勤続13年
- 6歳と3歳になる子供あり
世間一般から見れば多くの資産を築いていますが、正直反省点ばかりです。
なにしろ投資をまともに始めたのは去年からですから。資産運用のほとんどは利回りほぼゼロの銀行預金でした。
それが投資に舵きりした途端、直近1年だけで1200万円の資産増となりました。
株式市場がバブルと騒がれるほど好調だったこともありますが、早速投資の増やす力を感じています。
総資産額とFIREに向けた進捗状況

総資産 | 60,953,947 |
現金・定期預金 | 25,595,935 |
外貨預金 | 1,733,689 |
インデックス投資 | 11,595,707 |
優待・配当株投資 | 7,274,953 |
債券 | 2,000,000 |
貯蓄型保険 | 2,120,802 |
企業型確定拠出年金 | 1,879,247 |
財形貯蓄 | 431,638 |
退職金 | 3,113,620 |
ジュニアNISA | 5,208,359 |
2020年6月4855万円だった資産は、2021年6月で6095万円になりました。去年から1240万円のアップです。
まとめながら自分でびっくりしてました。こんなに増えるとは……。
とはいえ、FIREで重要なのは資産総額より不労所得。そちらはまだまだなので、FIREするにはもうちょっと時間がかかりそうです。
配当など不労所得の推移

不労所得は今だいたい月5.3万円。個人目標を20万円としているので、まだ半分にも到達していません。
資産総額の割に不労所得が少ないのは、まだ資産構成(アセットアロケーション)が整えられていないからです。

あと1,2年はかけてゆっくり投資に資産を分配し、FIREを達成したいと考えています
資産構成(アセットアロケーション)の現状と反省点

うん。現金比率高過ぎ。バカなの?←リアルに声として漏れました。
昨年現金比率を下げようと頑張って、確かに2900万円から2000万円まで下げたのですが、また2500万円まで増やしてしまいました。
現金比率が高まった理由は以下3つ
- 高配当でもなければ株価も上がりそうにない微妙な株式を利確した
- 株式市場がバブルっぽくて全力で買付できなかった
- ETFの値上がりで定期買付のロスが増えた
次から細かく解説(という名の自己反省)をしていきます。
現金・定期預金
2020 | 2021 | 増減額 |
20,952,012 | 25,595,935 | 4,643,923 |
現金の役目は生活防衛資金です。
月々の生活費と不測の支出が発生した時の支払いに使用します。
不測の支出というのは突然の退職とか病気、近々子供が進学するなら進学費用の積立てなどです。
……というくらいの想定なのに、2500万円は守り過ぎでしょう。むしろこんなにあったらマイホームを衝動買いしてしまいそうです。

とりあえず今年いっぱいで1500万円くらいまでは下げたいところ
外貨預金
2020 | 2021 | 増減額 |
1,291,179 | 1,733,687 | 442,508 |
米国ETFの外貨買付用資金とそのETFからの分配金です。
我が家はFIRE後も日本で生活する予定のため、何か目標を持って貯めているということはありません。
外貨預金もちょっと多過ぎるので、現金とあわせて投資に回していく予定です。
インデックス投資
2020 | 2021 | 増減額 |
7,399,267 | 11,595,707 | 4,195,440 |
FIRE達成した後、基本的に4%以下で取り崩しながら生活費に充てる予定の資産です。
サブ資産にするつもりなのですが、嫁さんの入金力が高いため比率は依然として1番になってしまっています(生活費は全て私が払っているため、嫁さんは会社員の手取りを丸ごと投資にぶっ込んでいます)
その嫁さんの投資スタイルは完全放置型。SBI証券でVTを定額買付するのみ。
そして今回、現金比率が高まった理由は、設定した買付額に対してETFの価格が大きく上昇したことにあります。
たとえばで言うと、毎月20万円買う設定にしていて、これまでETFが1口10万。毎月2口20万ぴったり買えていたとします。
それがETFの値上がりで1口15万円になってしまったため、毎月20万円設定だと1口15万しか買わなくなり、毎月5万円の現金が残り積み上がっていったというわけです。
ETFは投資信託に比べて手数料が安いのがメリットですが、1口の単価が大きく、ドルコスト平均法がやりにくいことが欠点ですね。

嫁さんのように完全放置なら、常に100円単位で買い増せる投資信託の方がよかったですね
とはいえ、ここまで資産が増えると手数料・信託報酬もバカになりません。ETFは定期的に買付額を修正して、引き続き積み立てていきます。
高配当株
2020 | 2021 | 増減額 |
7,508,113 | 7,274,953 | -233,161 |
去年からメイン資産にしようと、米国高配当ETFや日本高配当株を積み立て始めました。
インデックス投資より効率は落ちますが、高配当株投資は資産を取り崩すことなく不労所得が得られるのがメリットです。
また株の値上がり益に比べて、配当益の方が変動が小さく安定しやすいのも魅力。
投資スタイルは嫁さんがVYMをインデックス投資と同様に定額買付。
私がHDV、SPYD、国内外REIT、国内高配当株を市場を見ながらスポット買いしています。
ただ去年は株式市場が異常に好調だったため、なかなか積極的に買えませんでした。
再び暴落が起こるか、今の株価がデフォルトと認知されるかはわかりませんが、今年はもっと積極的に買っていこうと思います。

会社員の最大の武器は安定収入! もうちょっと強気で買っていくようにします
債券
2020 | 2021 | 増減額 |
2000000 | 2000000 | 0 |
昔、嫁さんが買った国債と社債です。今のところ買い増す予定なし。
保険
2020 | 2021 | 増減額 |
1,541,498 | 2,120,802 | 579,304 |
掛け捨てのがん保険を昨年解約し、学資保険だけ継続しています。
子どもの進学費用など、時期を動かせない支出に株などのリスク資産で備えるのは、正直難易度が高いです。
もし子どもの進学時期にとんでもない暴落が重なったら、これまでコツコツ積み立ててきた利益がほぼ吹っ飛んだ状態で引き出さなければいけなくなるからです。
仮に元本割れするレベルだったら、「貯金していた方がマシだった……」と、その後もずっと引きずる思い出になりかねません。

子どもの教育にお金を払うときは、気持ちよく払いたいですからね
それじゃあと最初は株式で運用して、目標額が貯まったら利確。あとずっと超低金利の現金として持つのも時間の無駄に感じます。
そうこうして我が家の出した答えが学資保険でした。

学資保険は真っ当な設計をされている商品が多いので、子育て世帯は活用を検討してみるといいかも
企業型確定拠出年金
2020 | 2021 | 増減額 |
1,309,225 | 1,879,247 | 570,022 |
会社員である限り勝手に貯まる隠れ資産。
コロナで凹んでいたのが戻りました。
これもFIRE(会社を退職)したときのご褒美くらいにしか考えていません。
財形年金貯蓄
2020 | 2021 | 増減額 |
239,736 | 431,638 | 191,902 |
とにかく資産を分散しようと始めましたが、3年やって未だにマイナス評価額。
定年まで勤めないと免税効果もなくなるので、正直やめたい商品ですが、超保守派の嫁さんが「万が一があったとき用にやっとけばいいじゃん」と言うので続けています。
企業退職金
2020 | 2021 | 増減額 |
2,539,422 | 3,113,620 | 574,198 |
こちらも会社員である限り勝手に貯まっていく隠れ資産。今年昇進したため、だいぶ増えました。
といっても弊社の退職金水準は全国より数段少ないので、特に期待を持ってはいません。
(全国平均2600万円らしいですが、計算したところ定年まで勤めても半分いかない)
FIREしたとき家族で海外旅行に行く資金にして、残りは高配当株にぶっこんでやる予定です。
ジュニアNISA
2020 | 2021 | 増減額 |
3,768,359 | 5,208,359 | 1,440,000 |
子持ち家庭の2大アドバンテージ。児童手当とジュニアNISA。
子ども1人につき年80万円まで非課税で投資ができます。
去年までは「これは子どもに上げたお金」と考えて、自分たちの資産に含めていませんでした。
しかし子どもにお金そのものを渡すと、子どもの生きる力を失わせるという話を聞き、考えを改めました。
ジュニアNISAで貯めたお金は、子どもが「やりたい」といった学びのために使い、余っても子どもに渡すことはやめようと。

あと、そのうち配当を子どものおこづかいにして、投資感覚を学ぶ教材にでも使えればと思っています
30代で資産5000万円を築けた理由
計算してみると、我が家と同じような資産を築くためには、毎月平均30万円の貯金が必要だったようです。
この入金力を支えたのは、間違いなく共働きと低支出家計でした。
正社員として働き続ける妻
共働きは簡単そうでなかなか難しいです。
私たち夫婦も、何度か共働きを維持できなくなりそうな場面がありました。
- 私が社会人3年目で海外へ単身赴任
- 帰国後も赴任経験を買われて、1年の3分の1が海外で仕事
- お互い地元を出て就職したため、夫婦2人だけでの子育て
- 2人目育休の際のコロナによる保育園機能の停止
それらを乗り越えて共働きを続けられたのは、ひとえに嫁さんが出来た人だからですが、私もポンコツ亭主なりに嫁さんを支える方法をいろいろ考えてもきました。
資産づくりにしてみても、人間1人の力は本当に大きいと感じています。
やはり人間、2人で生きられるなら、そのほうが人生は急激に生きやすくなるようです。

まあ、その2人で生きるというのが、投資や副業より難易度高いのですが……
自分嫌いも極めると人生のコストを劇的に下げられる
我が家がお金を貯められた2つ目の理由が、大きな買い物を全て避けてきたから。
なぜ避けていたかというと、夫婦そろってズボラで自分に自信がないから(現在進行形)です。
- 掃除やメンテナンスを考えるのが面倒だからマイホーム欲しくない
- ちょっとでも目立ちたくないから外国車や高級車なんて絶対買わない
- 自分が嫌いだから、保険員の「自分を大切に」的落とし文句に冷める
- 美男美女じゃないから服や美容に力を入れても無駄
- 味音痴&料理ベタのため、食事は安さと量重視(といっても2人して小食)
- 運動神経が切れているため、スポーツやレジャーとも無縁
- 感性が凡庸だから気取ったコレクション趣味もない(整理整頓の手間も増えるし)
そんな「私なんて私たちなんて……」を繰り返していたら、いつの間にかFIREに十分な資産が貯まりつつあったというわけです。
世の中は何でも表裏一体。
毎日を明るく過ごすことは難しいものの、自分(たち)に期待しないことで、人生のコストを大きく下げることができました。
今ならもっと早く資産5000万円は作れる
先ほど13年で5000万円貯めるには、月30万円の積立が必要とお伝えしました。
「そんなお金、逆立ちしても出てこない」と思ったかもしれませんが、これはあくまで銀行貯金で貯めようとしたときの話。
インデックス投資(利回り5%)を利用すれば、半分の月15万円で我が家くらいの資産は築けるのです。
さらに15万円を3つの手段に分解すれば、達成はより現実味をおびてきます。
- 転職で年収60万アップできれば月5万円の収入増
- 副業で月5万円稼ぐ
- 通信費や電気代の見直しで月5万円節約する
- パートナーが働きに出られる環境を作って毎月5万円稼いできてもらう
上記のなかから3つやる。もしくは手段1つを集中して伸ばせれば、15万円は決して無理な数字ではありません。
将来は未知数ですが、とりあえず動き出せば、その瞬間に可能性は0から1に変わります。
まずは最初の一歩を踏み出していきましょう
【まとめ】妻が一足先にセミリタイア達成
去年から嫁さんが育児のため、時短勤務を選択しています。
本人曰く「もうフルタイムで働きたくない」とのこと。
今の資産状況から考えてもフルタイムに戻る必要性はなく、いちおう嫁さんはこれでセミリタイア達成ですw

やったね v^-^v

昔は「お金なくなるのイヤ!」とか言ってたのに……えらい変わり様(^ω^;)
ゆくゆくは私も40代中には確実に退職して、のんびり暮らしていきたいところです。
まだ投資金額が少ないし、職場の上司先輩への恩返しもしたいので、具体的な目途は立たないのですが……。
それでも資産まとめを始めて2年目。確実にFIREが現実味を帯びてきました。
課題は盛りだくさんですが、これからもできるところから少しずつ乗り越えていきたいです。

FIREに向けて実践したことは、ブログやTwitterでゆるゆると発信しています
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