
会社に行きたくない! ていうかやめたい!
でも子供の教育費など、将来のお金の不安が消えない!

それならFIRE目指してみませんか?
はじめまして。テンナインと申します^^

はじめまして。変人の嫁です
私には妻と6歳と3歳になる子がいますが、40代で会社をやめ、あとはずっと働かない人生プランを立てています。
現在37歳。資産は4000万円超。自分が働かなくとも毎年20万円ちょっとのお金(不労所得)を得ています。
まだ道半ばですが、40代でのリタイアはほぼ達成確実の状態です。
このページでは、そんなFIRE目前の私が、資産運用の知識ゼロからFIREに近づくための4つのステップについて解説します。
- FIREとは何か
- FIREを達成するためのステップ
- 子育て世代がFIREするためのノウハウ
「投資経験ゼロ」「毎月会社から給料もらってるだけ」の状態からでもFIREを目指していけるよう、丁寧に解説していきます。
FIREを目指す最初のとっかかりとして読んでいただけたら嬉しいです。
FIREとは?

FIREとはFinancial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)の意味。
平たく言うと資産(貯金)を上手に運用して、定年より早く仕事をやめられるようにすることです。
FIREについてもう知ってるということであれば、この章は読み飛ばしてしまって問題ありません。
「資産を上手に運用? うわー! うさんくさい!」と思われたなら、ぜひこの章でFIREへの理解を深めていただけたらと思います。
FIREはいわゆる『オイシイ話』ではない

FIREは恐ろしく地味な手法です。おしゃれにアルファベットなんか使ってますが全然地味。
なにしろFIRE目的の資産運用方法では、1年でせいぜい4~7%しかお金を増やせません。
100万円あったら1年で4~7万円。月3000円も増えればOK! なんてシロモノです。
半年で10倍になるとか、そんな夢とかウラ技のような話はありません。

生活水準によりますが、だいたい5000万円以上の資産が必要になります
FIREのしくみをもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
FIREまでの準備期間として10~15年必要

FIREがオイシイ話ではない理由その2。
早期リタイアと言いながら、およそ10年以上の資産運用を必要とします。
大金を用意するために時間が必要という意味もありますが、大きくは株式投資で確実にプラス(儲け)を出すためです。
下記のグラフをご覧ください。
FIREが購入を推奨しているS&P500という投資商品の価格の推移です。

確かに年々値上がりしていますが、数年レベルの短い間では上がったり下がったりしています。
つまり10年以下の資産運用だと、逆に損する可能性もあるということです。
しかしこうした長期値上がり商品をコツコツ買い続けるのが、FIREで早期リタイアする道になります。

もっとドン底から一発大逆転! みたいな話ないの?

そんなこと言われましても^^;
これがFIREの現実としか……(2回目
FIREは【誰でもできる】!だからすごい!

後ろ向きな話から始めてしまいましたが、それでも私は、FIREは素晴らしい早期リタイア術だと考えています。
なぜなら誰にでも実践できる方法だからです。
お金も時間もかかりますが、特別な才能や資格は必要ありません。
実際、独身から子持ち、工場作業員から主婦、20代から定年間近に至るまで、さまざまな人がFIREを目指し、そして達成されています。
FIREでやるべきことは2つだけ

なぜFIREが誰にでもできる方法かというと、やるべきことが非常にシンプルだからです。
- 貯蓄率を上げる
- インデックス投資を淡々と積み立てる
極論、この2つさえ突き詰められればFIREできます。
貯蓄率を上げる
貯蓄率とは、収入のうちいくら手元に残ったかを表す指標です。式は以下の通り。
貯蓄率 = 手元に残ったお金(収入ー支出)/収入
国の家計調査によると、一般家計の貯蓄率は20~40%。
FIREを目指す人は、この貯蓄率がだいたい50%を超えています。我が家も2020年の貯蓄率は59.6%でした。
貯蓄率を上げる方法は基本、節約と収入増(転職、副業、共働き化)です。とはいえすぐ貯蓄率50%以上にしなければならない話でもありません。
ダイエットと同じで、貯蓄率もだんだん上げていくほうが、無理なくFIREのための生活を続けられます。
このあとちゃんと順を追って、貯蓄率の把握からアップさせていくためのステップを解説していますので、ぜひ続きを読み進めていただけるとうれしいです^^
- 貯蓄率を把握したい!→『ステップ1』までスクロール
- 節約で貯蓄率を上げたい!→『ステップ2』までスクロール
- 収入増で貯蓄率を上げたい!→『ステップ4』までスクロール
インデックス投資を淡々と積み立てる
インデックスは日本語で指数を意味します。
日経平均とか平均寿命とか出生率とか、何かの全体を表す数字はすべて指数(インデックス)です。
つまりインデックス投資とは、株式市場の何かしらを表す指数と連動して投資することを意味しています。
具体的な投資方法については本ページのステップ3で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

以上、FIREの土台となる考えについて解説いたしました
どうでしょう? FIREしたくなりましたか?
であれば、続いてFIREまでの具体的なステップについて知っていきましょう!
ステップ1 FIREにはいくら必要?計算してみよう

ご自分の人生にいくらお金が必要か、ご存知ですか?
FIREすると、日々の生活費を不労所得でまかなうことになります。
まずはご自身の普段の生活費や、結婚や子育てなどのライフイベントを把握して、一体どれくらいの不労所得を作らなければいけないのか見積もってみましょう。
ステップ1-1 普段の生活費を知るために家計簿をつける

家計簿と聞いてさっそく回れ右しようと思った方、ちょーっと待ってください。
大丈夫。私も家計簿をつけられるようになるまで10年かかった人間です。家計簿で心が折れる気持ちは痛いほどわかります。
そんな私でも2つのポイントをおさえることで、毎月家計簿をつけられるようになりました。むしろ今では家計簿チェックが楽しくて、月末が待ち遠しいくらいです。
- 家計簿をつけない
- 家計簿で止まらない
家計簿が続かないという人はぜひ以下の記事を参考にしてください。
ステップ1-2 家族のいる方はライフイベントの見積もりも

結婚予定のある方や配偶者や子どもなど、ご家族をお持ちの方は年間生活費の把握だけでは足りません。
結婚式費用に子供の進学費用。いっときにドカンとかかってくる支出予定も考慮してFIREの計画を立てる必要があります。
こうした人生全体にかかるお金の見通しをライフプランと言い、ライフプランナーと呼ばれる専門の相談員や、簡単な質問に答えるだけでライフプランを自動生成してくれるサイトなどもあります。
中でも私のおすすめは、知るぽるとという金融広報中央委員会が運営しているサイトです。
- 無料で誰でも利用できる
- 公的機関のサイトなので、変な保険や証券への誘導がない
- 入力項目が多く難しいことが逆に勉強になる
最初はとっつきにくく感じるでしょうが、以下の記事を参考に、とりあえずご自身のライフプランを一度出してみましょう。

FIREまでにかかる期間やFIRE後の資産の動きがぐっとイメージできるようになりますよ
ステップ2 人生にかかる費用・支出を減らそう

自分の一生にかかる費用をだいたい把握できたら、次はどれくらい少なくできるか考えてます。
使うお金が少なければ、リタイアまでに用意するお金も少なくて済むからです。
とはいえ何でも我慢していたら、FIREする前に生活に息苦しさを感じて心が折れてしまうでしょう。

1番欲しいのは本当に自由な時間ですか? 毎年海外旅行に行くお金のためなら働いてもいいと思えませんか?

FIREのためにすべての欲望にフタをできる人間なんてまずいません
大切なことは、自分が欲しいものに優先順位をつけることです。
ステップ2-1 買わないものを決める

費用を減らす=節約をまず考えられたかもしれませんが、最初の一歩はバッサリ切り捨てることです。
- 家を買わない
- 車を買わない
- 保険に入らない
- 結婚しない
- 子どもを持たない
- 海外旅行に行かない
- コレクションしない
結局のところ、よっぽどの幸運、才能、努力がない限り、人が一生で手に入れるお金の量はだいたい決まっています。
FIREを目指すということは、『働かなくてもよい』という権利を買う代わりに、別の何かを「買わない」と決めることでもあります。
どれがFIREすることより大事で、どれがFIREより大事じゃないか。これをはっきりさせることです。
自分の欲しいものに優先順位をつける方法としては、価値観マップの作成がおすすめです。
詳しくは以下の記事で解説していますので、実際に価値観マップを作ってみましょう。
ステップ2-2 固定費を見直す

人生で買わないものを決めたら、いよいよ節約を考えるステージです。
まずは固定費からカットしていきましょう。
固定費とは、毎月必ず一定額払わなければいけない費用のことです。
代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- 家賃(住宅ローン)
- 通信費(スマホ代、インターネット代)
- 光熱費(電気、水道、ガス)
- 保険料
- 車の維持費(自動車税、車検代)
節約するなら固定費はメインの削りどころ。
なぜなら固定費には普段意識してない出費がたくさんあるからです。
たとえば家賃。毎月引き落とし日の前日、ああまた○万円引き落とされる…と憂鬱になったりしますか? しませんよね?
たとえば電気代。「ああ、この照明をつけると1分で0.○円かかってしまうんだよな…」とスイッチの前で悩んだりしていますか? するわけないですよね?

まあ、しててもいいんですけど(どないやねん
とにかくここで言いたいのは、普段意識していない出費なら、減らしたところで痛みも感じにくいということです。
- スマホを格安シムに変更
- 電気やインターネットを楽天のサービスに統一
- 支払いをキャッシュレス化
- 自動車保険から車両保険を削除
- 車検を正規ディーラーから変更
我が家は上記の固定費削減で、年間100万円近くも支出を削れました。
もちろん我慢してるとか、生活しづらくなったと感じたことはありません。
ステップ2-3 変動費を見直す

固定費以外のものを変動費と呼びます。毎月の支払い額がころころ変わる費用だから変動費です。
- 食費(スーパーやコンビニの買い物)
- 外食費(レストランやデリバリー)
- 遊行費(旅行や飲み会、趣味のコレクション)
- 服飾費(ファッションや美容)
- 医療費(通院や入院費用)
見ていただくとわかる通り、変動費は抑えようとすると『我慢』とか『辛抱』といった感情が芽生えやすいものが多いです。
しかし少しでも早くリタイアしたいなら、変動費もなるべく削れないか考えていく必要があります。
我が家が平凡な共働き夫婦ながら、平均以上の貯蓄を持てているのはこの変動費が少なかったためです。
- 物を買わない
- おいしい料理に興味がない
- 外出しない
- おしゃれしない
- 新しいことしない

後ろ向き人間もメリットになるとこはあるものね

このネタは後日あらためて記事にまとめますね
ステップ3 不労所得を育てていこう

毎月の収入から貯金に回せるお金が少しでもできたなら、100円でも500円でもいいので、なるべく早く投資を経験していきましょう。
初めての投資は「こんなんでいいのか?」とドキドキするかもしれませんが、FIREを目指す過程で投資ほど楽しいことはありません。
自分が働いたわけでもないのにお金が勝手に増えていく経験を、ぜひとも味わってみてください。

「そう言われても、やっぱり投資は怖い」という方は、自分に必要な最低限の生活費だけ貯めてから始めればより安全です

こういう無料で自分の生活防衛資金を計算してくれるサイトもあるから、利用してみるのも手ね
ステップ3-1 証券口座を開設する

投資をするためには、とにもかくにも証券口座を開かなければ始まりません。
証券口座とは、株式や債券、ゴールドなど、現金以外の資産を貯められる入れ物だと思ってください。
証券口座をつくれる会社はいろいろあります。
野村證券とか、松井証券とか。聞いたことあるのではないでしょうか?
しかし現在、証券口座を開くならネット証券一択です。
- 手数料が圧倒的に低い
- 開設手続きも株の売買もネットで完結する
- ぼったくり投資商品を勧めてくる証券マンがいない
だいたい楽天証券、SBI証券、マネックス証券のどれか1つ持っておけば問題ありません。
ステップ3-2 さまざまな資本へ徹底的に分散投資

『FIREでやるべき2つのこと』でも紹介しましたが、FIREに向けた投資の王道はインデックス投資。
これを淡々と積み上げて、リタイア後は資産の4%を取り崩していく4%ルールが最適とされています。
しかし4%ルールはあくまで米国で投資し、米国(ドル)で暮らすときに成り立った法則です。
日本で投資をし、リタイア後も日本(円)で暮らすなら、4%ルールにもう一工夫した方がいいと私は考えています。
その工夫とは徹底的な分散投資です。
- 米国株(ドル資産)だけでなく日本株(円資産)にも投資する
- キャピタルゲインだけでなくインカムゲインも狙う
- 証券資産(株・債券)だけでなく不動産(RIET)にも投資する
私は上記の投資スタイルに基づいて、着実に資産と不労所得(配当)を積み上げられています。
年1回、自分の頭の整理も兼ねて資産状況をまとめていますので、こちらもよければぜひ参考にしてみてください。
ステップ4 収入を増やそう

投資を始めて、勝手に増えていく資産を眺めていると、「もっと投資にお金を回したい!」という気持ちになっていきます。
なにしろ毎日しんどい思いして稼いでいたお金が、投資に回すと数%ですが自動で入ってくるようになるのですから。
「今までの苦労は何だったんだ?」と、そりゃあ病みつきにもなります。
しかし投資にお金を回すためとはいえ、支出を切り詰めようにも限界があります。
そこで貯蓄率のもう一方、収入アップに目を向けていきましょう。
収入を増やす方法は主に2つ。
- 稼ぎ手を増やす(共働き)
- 稼ぎ口を増やす(副業)

どれを選ぶかはライフスタイル次第で様々ですから、ここはひとまず、各手法のポイントを押さえていきましょう
ステップ4-1 稼ぎ手を増やす(共働きする)

- パートナーを得る
- 人生の目的、ライフスタイルをすり合わせる
- ストレスのない家事・子育て体制の構築
共働きは単純に労働時間が2倍になるので、1人で何かするより短期間かつ容易に収入アップしやすいのがメリットです。
2人揃って会社勤めと副業をすれば、入金力としては最強。
しかし必要条件のハードルは高いです。
なぜなら人間が2人になれば考えや人生観も2倍。どうしても折り合えない部分も出てくるでしょう。
自分は早期リタイアしたいのに、パートナーはずっと働きたがったり。
稼いだ分だけ豊かに消費したいからと、投資を認めてくれなかったり。
これも根っこの部分は価値観マップと同じ。最後は自分の人生(FIRE)を取るか、パートナーの価値観に寄り添うか、優先順位の問題にはなります。

近づけないからって離れすぎないように、なるべくさまざまな角度でお互いの気持ちいい立ち位置を模索して欲しいですね
ステップ4-2 稼ぎ口を増やす(副業する)

- 開業届を出す
- 収益を上げる手段を自ら工夫し、根気よく続ける
- 毎年確定申告をする
共働きに比べれば、副業を始めるハードルはずっと低いです。
1人で始められることはもちろん、Webサービスの発達で、ほとんど元手もかからなくなったことが大きいです。今なら誰もが明日と言わず今日から副業を始められます。
私のこうしたブログも副業の1つ。毎月1000円程度のコストでできています。
ブログの他にも、会社員をしながらできる様々な副業がありますので、面白そうと思ったものから試しにやってみるといいでしょう。
早期リタイアできなくてもいい 少し行動するだけで、人生は生きやすくなる

- FIRE達成に必要な資産額を理解し
- 支出を見直し
- 投資を継続し
- 収入を増やすために日々行動する
もし今、会社から給料もらって暮らしてるだけというのでしたら、ぜひFIREへの一歩を踏み出してみてください。
まだご自身がFIREしたいのかよくわからなくても、支出の見直しに投資や副業など、FIREのためにやったことは決して無駄にはなりません。
確かに生活費を賄えるほどの不労所得が作れず、FIREに失敗する場合もあります。
しかし投資によって毎月数万円、数千円でも勝手に入ってくるようになれば、将来への不安は確実に軽くなります。
副業の経験をすることで、会社に依存せず、「自分で稼げる」という自信がつきます。
もしFIREについて「こういうことが知りたい」というものがありましたら、お気軽に問い合わせフォームやTwitterのDMでお問い合わせください。

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は、話しかけやすい雰囲気づくりですよ!(汗
あなたがお金についてよりよい明日を手に入れられますように。
当ブログが少しでもお役に立てば幸いです。